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2007年10月30日 (火曜日)

ロシアの殺人鬼に終身刑

 【モスクワ大木俊治】92年から昨年6月に逮捕されるまでの14年間に、モスクワの公園などで男女60人を殺害したと自白した元スーパー店員、アレクサンドル・ピチュシキン被告(33)に対し29日、モスクワ市裁判所が終身刑の判決を言い渡した。同被告は自宅のチェス盤のマス目(64マス)に殺人を1件ずつ記録していたことから「チェス盤殺人鬼」と呼ばれた。

 報道によるとピチュシキン被告は、18歳の時に初めて級友をロープで絞殺。さらに01~06年の間に知人や市内で声をかけた男女を公園に誘い込み、ハンマーで殴ったり、下水口のマンホールに突き落とすなどの方法で殺害を続けた。主に殺害場所となった公園名から「ビツェフスキーの殺人鬼」とも呼ばれていた。

 検察が立件したのは殺人48件と殺人未遂3件で、今後残る事件も捜査を続けるという。ロシアは96年から欧州諸国にならって死刑を凍結しており、現行制度では最高刑となる。

 これまでの公判で同被告は「最初の殺人が初恋のように忘れられなかった」と述べ、ロシアで92年、52人を殺害したとして有罪判決を受け、死刑となった男を上回るのが目標だったと語った。

 捜査の過程では、02年の未遂に終わった事件で被害女性から事情を聴いた警察官が捜査をいやがり、事件のもみ消しを図った疑いも浮上。結果的に連続殺人を断ち切れなかった警察の失態も批判されている。

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